「園長先生、この後予定がありますか？」「ないですよ」「じゃあ、もも組のコンサートを見てください」と、年少児のもも組の子に誘われて教室の参観席に案内されました。
　「まず、園長先生に見てもらったら？」という担任の声掛けに、「もっと他の人にも見てもらいたい」と、子供たちは反対意見で、「他の人向けに放送したい」と声があがりました。そうしたら、「じゃあ、私園長先生のとこにいるね」ともも組にいる園長の対応を申し出る子がいました。園長とその対応係を残して他の子たちは、職員室へ放送に出かけていきました。
　コンサートの放送も回数を重ねるうちに、だんだんと上手になってきました。

　放送を聞いて、他の組の子たちもやってきました。
　「ミュージック、スタート」の子供の声に、担任の先生はディズニーの美女と野獣の音楽をかけました。
　それぞれのプリンセスになりきったもも組の子供たちが、舞踏会のようにくるくる回ったり、みんなで手をつないだり、音楽に合わせて思い思いに踊り、楽しんでいました。
　生き生きと踊り表現する子供たち、コンサートを開くために、それぞれが役割を見つけ果たしている姿に成長を感じ、うれしい気持ちでコンサートを見させてもらいました。